2010-02-02 第174回国会 参議院 本会議 第5号
我が国の財政状況、国債残高等、主要先進国の中で最悪の水準にあることは皆さん御承知のとおりであります。また、足下の経済状況を見ますと、リーマン・ショック以来の経済危機が、辛うじて多少は持ち直してきておりますが、自律性に非常に乏しくて、まだまだ失業率は高水準にあるなど、大変厳しい状況が続いていると認識をいたしております。
我が国の財政状況、国債残高等、主要先進国の中で最悪の水準にあることは皆さん御承知のとおりであります。また、足下の経済状況を見ますと、リーマン・ショック以来の経済危機が、辛うじて多少は持ち直してきておりますが、自律性に非常に乏しくて、まだまだ失業率は高水準にあるなど、大変厳しい状況が続いていると認識をいたしております。
自然増収のお尋ねでございますが、自然増収という概念も余り定かではありませんが、景気の動向によって、特にいい場合に税が予想以上に伸びることをいうのかもしれませんが、財政需要は数限りなくございますし、今日の定率繰り入れ停止の状況や二百兆円の国債残高等を考えますと、自然増収は自然増収として、そのときの財政運営全体の中で対処すべきものだというふうに思っておりまして、減税そのものを自然増収で賄おうという考えは
さて、大臣も大蔵委員会での所信表明の中で触れておられますように、昨今、国債残高等に関しまして財政改革、あるいは間接税等に関しまして税制改革、本当に論議の方が華やかでございます。予算委員会等でもたび重なる質問をお受けになられ、大臣もさぞかしお疲れだと思うわけでありますけれども、私は、そもそもこうした論議の発端は何だったかということをつくづく考えるわけであります。
今委員がお述べになりました視点以外にも、例えば現在既に百六十四兆円、平成二年度末と想定されております国債残高等を考えてまいりますときに、この累増に歯どめをかける、さらには後代に対する負担を少しでも減少しておく努力とともに、それだけの社会資本整備をしていくことには相当な困難があることは間違いはないのです。